破壊力学部門委員会へようこそ

 本委員会は,破壊力学という特徴ある力学体系と,それに基づくき裂材の強度評価 体系を中心に,広く材料の破壊現象ならびにそれに関連した諸問題を取り扱う委員会としてスタートしました.最近は,それに派生した接着端,接触端等の応力特異場問題にも展開しています.破壊現象を取り扱うという点では,疲労,高温強度,腐食防食などの諸部門委員会と,また,強度問題一般という点では,マルチスケール材料力学,信頼性工学など諸部門委員会とも共通する部分をもっています.
 本部門委員会が昭和54年に発足して以来,すでに四半世紀を経ました.この間,産・官・学各委員に興味をもたれている先端技術や新素材などの先端情報の紹介や解説を行い,講演会や討論を通じて委員相互の情報交換を行うため,年3回または4回の委員会と2年に1回のシンポジウムを開催しています.また,本委員会は,幹事会で立案した各種議案や会の運営に関わる基本的諸問題を審議・決定する機関として機能しています.